就活に役立つアパレル業界の様々な職種を紹介!【アパレル業界への就職を考えている人必見】

マネキンの首にメジャーを引っ掛けている JOB

 

アパレル社員
アパレル社員

こんにちは!アパレル社員です。

今回は「アパレル業界の様々な職種」について紹介します。

 

 

将来アパレル業界に入りたいと思っている学生の皆様、夢はありますか?

 

「有名デザイナーになりたい」

「自分のお店を持ちたい」

「バイヤーになりたい」

「ブランドを立ち上げたい」

 

はっきりとした夢があり、目標を持った人たちはその夢に向かってしっかりと進んでほしいですね。

 

その一方でアパレルの専門学校に入学したものの、

「アパレルの仕事ってショップ店員以外に何があるの?」

「アパレルメーカーに入りたいけどデザインは苦手だな」

「ファッションは好きだけど土日休みがいいな」

 

など現実的な意見や、将来がまだ見定まっていない人も多いのではないでしょうか。

私アパレル社員も学生時代、特に入学したての頃は同じように思っていました。

 

アパレル社員
アパレル社員

そもそもアパレル業界の仕事にどんなものがあるかをしっかりと教えてもらう機会が少なかったような。。。

 

そんな経験を皆様にはしてほしくないので、

本記事ではこれからアパレル業界を目指す学生さんに向けて派手で目立つ職種から、地味だけど縁の下の力持ち的な職種まで、アパレル業界の様々な職種を紹介していきます。

 

自分にあった職種が見つかると目標ができてそこに向かって頑張れますよね。

この記事を読んだ後に皆様の就活の選択肢が広がることを願っています。

ではご覧ください。


 

販売に関する仕事

お店の中でハンガーに服がかかっている

アパレル販売員

 

アパレル販売員とは店頭で衣服を販売する職種です。

 

メーカー、ブランドを代表してお客様(消費者)と接するため、身だしなみに気を使うことはもちろん、ファッションセンスコミュニケーション能力などが必要です。

 

アパレル販売員に必要なスキルには以下のようなものがあります。

 

・とにかく服が好き
・商品・素材の知識
・商品の洗濯や保管などの取り扱い方法
・コミュニケーション力
・クレーム対応力など

 

トレンド情報の収集など、日々勉強し販売力を付けることも重要です。

 

アパレル販売員になるには、アパレル専門学校や大学を卒業後に正社員として就職するパターンと、アルバイトから正社員に昇格するパターンがあります。

 

企業にもよりますが、基本的には土日休みや大型連休は少ないです。

 

バイヤー

 

バイヤーとは主にセレクトショップなどの仕入れが必要なショップで販売する商品の買い付けを行う職種です。

アパレルメーカーが開催する国内、海外の展示会に出向き、ショップのイメージに合い、尚且つ売れるであろう商品を選んで仕入れることが主な仕事です。

 

バイヤーに必要なスキルには以下のようなものがあります。

 

・売れ筋を見極める眼力
・トレンド情報の把握
・メーカーの営業マンとの商談時のコミュニケーション力
・仕入れ行うポジションなので数字に強い
・海外展示会などに出向いた際の外国語力など

 

バイヤーになるにはまずショップで経験を積み、マネージャーを経て昇格というパターンが多いです。

 

企業にもよりますが、本社扱いの場合土日休み、店長や販売員が兼用している場合は土日休みは少ないです

 

VMD(ビジュアルマーチャンダイザー)

 

VMDとはショップのレイアウトやマネキンのコーディネート、什器のディスプレイなどを考え、ブランドや商品の魅力や世界観を消費者にアピールする店舗デザインを行う職種です。

 

VMDに必要なスキルには以下のようなものがあります。

 

・ブランドや商品の知識
・トレンド情報の把握
・商品アイテムの売れ行きの把握、分析
・コーディネート、ディスプレイセンス
・空間デザイン力など

 

VMDになるにはまずショップで経験を積み、店長を経て昇格というパターンが多いです。

 

企業にもよりますが、本社勤務扱いの場合土日休み、店頭スタッフ扱いの場合土日休みは少ないです。

 

モノ造りに関する仕事

パソコンに向かって仕事をしている

ファッションデザイナー

 

ファッションデザイナーとはウェア、シューズなどのファッションに関する商材をデザインする職種です。

 

アパレル業界では基本的に春夏シーズンと秋冬シーズンの年に2回、新商品を発表します。

ファッションデザイナーはその新商品作りの肝となる、デザインを考えることはもちろん、使用する生地、ボタンやファスナーなどの装飾付属を選んだりシルエットを考える重要なポジションです。

 

市場調査、マーケティング、トレンド情報など、独自で集めた情報に自分の感性をプラスし、新たな商品を作り上げていきますが、企業デザイナーの場合はパタンナーやMDと意見を交わしながら進めていくことが多いです。

 

ファッションデザイナーに必要なスキルには以下のようなものがあります。

 

・生地・パターン・縫製などのアパレル知識
・感性・発想力・デザイン力
・色彩感覚
・市場やトレンドの分析力
・MDや営業からの要望を形にする力
・会議でのプレゼン力
・周りに流されないぶれない芯の強さなど
ファッションデザイナーになるにはアパレル専門学校でデザイン、パターンメイキングなどを学びアパレルメーカーやデザイン事務所に就職するパターンと個人事務所のデザイナーやブランドデザイナーに弟子入りし、学びながら給料をもらうパターンがあります。

 

本社勤務のため土日休みが多いですが、個人事務所の場合は不定休です。

また仕事柄、デザインの納期が決まっているので、スケジュール遅れが発生した場合は休日返上で対応することもあります。

 

 

ファッションデザイナーには種類があります。
・企業デザイナー:アパレルメーカーに勤務するデザイナーです。(社員扱い)
・契約デザイナー:デザイン事務所や個人事務所で企業やブランドと契約しているデザイナーです。(契約社員や外注扱い)
・ブランドデザイナー:自身の名を冠したブランドを持つデザイナーです。

MD(マーチャンダイザー)

 

MDとはマーチャンダイザーと呼ばれ、商品の企画、開発に関わり、販売計画を立てたり、予算管理を行ったり、はたまた商品のプロモーションも監修したりと実に多くの仕事をこなす監督のようなポジションの職種です。

 

企業にもよりますが、アパレルメーカーではこのMDが中心となり、デザイナーやパタンナーと新シーズンの商品の打ち合わせ営業と販売予測や予算管理の打ち合わせ生産管理部との生産スケジュールの打ち合わせプレスとプロモーションの打ち合わせなどを行うことが多いです。

 

MDに必要なスキルには以下のようなものがあります。

 

・生産、品質管理などのアパレル知識
・企画力・デザイン力
・市場調査・トレンド情報などの分析力
・自社商品の販売数、金額の分析力
・売上、販売管理などの計数管理力
・様々な部署、取引先と話す機会も多いのでコミュニケーション力
・関わる全ての人々をまとめる統率力など
MDになるにはアパレルメーカーの営業や生産、企画で経験を積み、MDアシスタントを経て昇格する方法が一般的です。

本社勤務のため土日休みの企業が多いです。

 

パタンナー

 

パタンナーとはデザイナーが作成したデザイン画をもとにパターン(型紙)を起こす職種です。

 

パターンの作成はもちろん、仕様書の作成、サンプルのチェック、工場への縫製指導なども行います。

パタンナーの腕次第で商品の完成度、着心地が変わると言われているほど重要なポジションです。

 

パタンナーに必要なスキルには以下のようなものがあります。

 

・パターンメイキングの技術
・CADが使える
・縫製の知識
・デザイナーの意図をくみ取る力
・素材、生地などのアパレル知識など

 

パタンナーになるにはアパレル専門学校でパターンメイキングを学び、アパレルメーカーに就職する方法が一般的です。

 

本社勤務のため土日休みの企業が多いです。

 

生産・品質管理

 

生産・品質管理とは商品の納期や品質を管理する職種です。

 

生産する工場の選定、原価交渉、発注から納品までの納期管理、生地や副資材(ボタンやファスナー)の手配、工場への縫製指導と管理、新たな工場の開拓、商品の検品など裏方的な役割が多いです。

 

生産・品質管理に必要なスキルには以下のようなものがあります。

 

・生地、素材などのアパレル知識
・パターン、縫製の知識
・スケジュール管理力
・海外工場とのやり取りが必要な場合は外国語力など

 

生産・品質管理になるにはアパレル専門学校、大学を卒業後アパレルメーカーに就職する方法が一般的です。

 

本社勤務のため土日休みの企業が多いです。

 

 


その他の仕事

男の人が電話で話をしている

アパレル事務

 

アパレル事務とはメーカーの社内で電話対応、来客対応、注文処理、書類作成などの事務作業を行う職種です。

 

取引先からの商品注文、問い合わせ、クレーム対応、来客対応、社内資料の作成、工場へ出荷する副資材の手配など様々な事務仕事を行います。

基本的には他業種の一般事務と同じような業務内容で、扱う商材がアパレル商品になるイメージです。

 

アパレル事務に必要なスキルには以下のようなものがあります。

 

・最低限のアパレル基礎知識
・お客様に対するコミュニケーション力
・細かな事務作業をこなす器用さ

 

アパレル事務になるには高校、大学卒業後にアパレルメーカーの事務職として入社する方法が一般的です。

 

本社勤務のため土日休みの企業が多いです。

 

アパレル営業

 

アパレル営業とは自社ブランド商品を百貨店やセレクトショップなどに営業販売する職種です。

多くのショップに自社商品を置いてもらえるよう、日々営業活動を行い、展示会シーズンには取引先のバイヤーや店長、社長と商談を行います。

 

アパレル営業に必要なスキルには以下のようなものがあります。

 

・生地、素材などアパレル基礎知識
・自社商品、ブランドの知識
・市場動向尾やマーケットの分析力
・売上などの計数管理
・お客様に対するコミュニケーション力
・一般教養や業界以外の時事ネタに関する知識

 

アパレル営業になるには大学、専門学校卒業後にアパレルメーカーの営業職として入社する方法が一般的です。

 

本社勤務のため基本は土日休みの企業が多いです。

 

プレス

 

プレスとは広報・宣伝担当として自社ブランドや商品の宣伝を行う職種です。

雑誌掲載やテレビ取材の対応、SNSを使った自社商品の宣伝、新商品カタログの構成・デザインレイアウトの考案、展示会場のデザインレイアウトの考案、販売促進グッズの企画デザイン、サンプル品の管理などを行います。

 

プレスに必要なスキルには以下のようなものがあります。

 

・生地、素材などアパレル基礎知識
・自社商品、ブランドの知識
・市場動向尾やマーケットの分析力
・色彩感覚、コーディネートセンス
・国語力、文章力
・SNSマーケティングなどの知識

 

プレスになるには大学、専門学校卒業後にアパレルメーカーにプレスアシスタントとして入社するパターンと、販売員から本社勤務に異動になり就任するパターンがあります。

 

本社勤務のため土日休みの企業が多いです。

 

物流・倉庫管理

 

物流・倉庫管理とは国内、海外から入荷する自社商品を倉庫で仕分け、管理・出荷する職種です。

アパレル商品はシャツ、パンツ、ジャケット、コート、Tシャツ、靴など多くのアイテムがあり、またサイズも豊富です。日々国内、海外から倉庫に入荷してくる商品をカテゴリーごとに分けて管理し、出荷指示のあった商品をピッキング、梱包し、直営店、代理店、消費者に出荷します。

アパレル知識はそこまで必要ではなく、とにかく体力が必要です。

 

物流・倉庫管理に必要なスキルには以下のようなものがあります。

 

・黙々と作業をこなす集中力
・商品の入荷スケジュール管理
・倉庫スペースを有効活用する空間把握力
・1日肉体労働なので体力と健康な身体

 

高校、大学を卒業後アパレルメーカーの倉庫勤務として入社する方法があります。

 

基本は土日休みの企業が多いですが、最近は消費者優先となり倉庫は常に稼働しているということもあります。

 

アパレル社員的まとめ

アパレルと聞けば「ショップ店員」、「デザイナー」、「バイヤー」といった有名な職種が浮かんでくる人が多いとは思いますが、実はこんなに多くの業種があるのです。

今回紹介したのは代表的なものだけで、細かく分類するともっと多くあります。

 

「アパレル業界に入りたいけど店頭に立ったり接客は苦手だな」

「メーカー勤務がいいけどデザイナーや生産管理は向いてないな」

 

と思っている人は事務や営業、倉庫管理の業務があるということを知っておくと就活の時に選択肢が広がります。

 

ちなみに大手企業だと今回紹介したような職種による完全分業体制を取っていますが、

小さなショップでは店長がVMD兼バイヤーをしていたり

中小メーカーではデザイナーがMDを兼任していたり、営業がプレスを兼任していたり、、、

と会社によって色々なやり方があります。

 

就職活動の際、志望した企業に上記の職種が無い場合は誰かが兼任していると思った方がいいです。

面接時にしっかり確認しておくのもいいかもしれませんね。

 



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