織物の三原組織「平織・綾織・朱子織」とは?【3分で覚えられるアパレル基礎知識!】

カラフルな生地(織物)が並んでいる JOB

 

アパレル社員
アパレル社員

こんにちは!アパレル社員です。

今回は「織物の三原組織」について紹介します。

 

 

学生時代にアパレル基礎の勉強で習ったことはありますよね?

当時の私はなんとなく聞いて、なんとなく知った気になっていました。

「テストに出るから覚えとこ」みたいな全く自分のためになっていない覚え方ですね。

 

しかし就職後、企画部では日常会話のように織物や素材の話が飛び交っていました。

「、、、知った気になったままでは仕事にならない。基礎の基礎からしっかり理解せねば。」

とめちゃくちゃ焦り、再度勉強し直したことを今でも覚えています。

 

私のような二度手間を皆様にはしてほしくないのでこの機会にしっかり覚えてください。

 

特に入社したての新人さんは焦りからかどうしても、チノクロスやシャンブレーといった「生地の名前や特性」をどんどん覚えたい!と思ってしまいがちですが、織り組織の基礎を飛ばしてしまうと薄っぺらい知識になってしまうのでまずは今回織り組織についてしっかり理解しておきましょう。

 

紹介に入る前に本記事はこのような人におすすめです。

 

・将来アパレル業界への就職を考えている学生さん。

・アパレル業界への転職を考えている社会人さん。

・入社したてのアパレル業界の新人さん。

・アパレル業界に属しているものの、実は生地や織り組織について無知だと自覚がある人。

・織物、生地について興味がある人。

それではご覧ください。

服を構成する布地

 

とても初歩的な話になりますが、まず私たちが普段身に着けているTシャツシャツパンツジャケットなど一般的に「衣類」と呼ばれているものは基本的には全て布地でできています。

 

この布地ですが、大きく分けて織物と編物に分かれます。

織物

 

織物とは経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を一定の規則で交差させて作られた布地です。

基本的には伸縮性が無く(弱く)、ハリ、コシがあるものが多いです。

ジャケット、シャツ、パンツ、コートなどは基本的に織物でできています。

編物

 

編物とは糸をループ状にし、そのループに次の糸を引っかけまたループ状に、これを連続して作られた布地です。

伸縮性、通気性に優れ柔らかいものが多いです。

Tシャツ、肌着、下着、靴下などは基本的には編物でできています。

織物の三原組織

 

では本題です。

織物の三原組織とは、平織、綾織、朱子織の3つです。

平織

 

平織とは経糸と緯糸を、交互に浮き沈みさせて織る最も簡単な織り方です。

 

出来上がった布地の模様の見え方は左右対称です。

平織の組織図解

丈夫で摩擦に強く簡単な織り方のためよく利用されています。

 

平織にはブロード、オックスフォード、シーチング、シャンブレー、帆布などがあります。

綾織

 

綾織とは経糸が2~3本の緯糸の上を通った後、1本の緯糸の下を通過することを繰り返す織り方です。

 

糸の交差する点が斜紋線(しゃもんせん)や綾目(あやめ)と呼ばれる斜め線になっているため、出来上がった布地の模様の見え方も斜めに線が走った模様になり左右非対称です。そのため綾織、斜文織と呼ばれています。

綾織の組織図解

 

平織りに比べると摩擦に弱く強度に欠けますが、柔らかい、伸縮性に優れる、シワがよりにくいなどの特徴があります。

 

綾織にはギャバジン(バーバリー)、デニム、サージ、カルゼ、チノクロスなどがあります。

朱子織

 

朱子織とは経糸と緯糸の交錯点が上下左右とも隣接しないよう規則的に飛ばした織り方です。

 

表面は径・緯どちらかの糸が長く渡っていて、なめらかで滑りがよくドレープ性があります。

朱子織の組織図解

交差点をできるだけ少なくしているので光沢があり高級感があります。

 

ただし、ひっかけや摩擦に弱くシワになりやすいというデメリットがあるため、平織や綾織と違い、一般衣料の特に表生地にはあまり使用されずドレスやスーツの裏地に使用されることが多いです。

 

朱子織にはサテン、ドスキンなどがあります。

 

アパレル社員的まとめ

アパレル社員
アパレル社員

織物の三原組織について紹介しましたが、これだけは覚えておくべきというポイントをまとめておきます。

 

・布地には織物と編物がある。

・織物は経糸と緯糸で構成されている。

・織物の三原組織として、平織、綾織、朱子織がある。

・平織は左右対称で丈夫なものが多い。(学生シャツを思い出そう!)

・綾織は斜めに線が走っていて伸縮性に優れる。(ジーパンを思い出そう!)

・朱子織はドレス、裏地に使用されることが多く、カジュアル衣料の表地には不向きである。

 

この織物の基礎知識を知っておくことで、商品企画の際には作りたいものに適した生地を選べるようになり、商品を購入する際には特徴を理解して選ぶことができるようになります。

 

今回は紹介しきれませんでしたが、同じ織り組織でも糸の太さや構成、使用する原料によって様々な呼び名(生地名)があり、本当に深い世界です。

そちらも追々紹介したいと思います。

 

そしてまずは実際に生地を触ってみることが大事です。

この記事を読んだ後、お店に行った際にはデザイン、色柄に加えて「生地や織り方」にも注目してみてください。

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